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ピアノ・ヴァイオリンなどの楽器練習室の音響コンサルタントは、深谷建築研究室へ

音響コンサルタントのお問い合せは0566-24-7224

本  社   愛知県刈谷市広小路6-18
東京設計室 東京都町田市能ヶ谷4-21-3

楽器練習室の音響コンサルタントreal estate

住宅・マンションのピアノ・ヴァイオリンなど楽器練習室の音響設計コンサルタントから、音響測定・防音工事・室内音響工事のコンサルタントまで、設計事務所・工事会社をサポートいたします。また、北海道から沖縄まで全国対応です。

音響設計とは、より良い音響空間を創造するために、室形状、防音・防振構造、内装仕上・構造を建築的に設計することです。より良い快適な音響空間を創造するためには、建築音響が重要で音響障害のある空間では、如何に良い音響設備・楽器を入れても良い音響空間にはなりません。当社では、ビートルズの使用で有名なアビーロードスタジオの設計を担当した、音響設計会社の豊島総合研究所の設計チームが設計監修及びバックアップさせて頂きます。

黒川・深谷音響設計室の音響設計・音響コンサルタント・防音工事 主な参加プロジェクト

楽器練習室 音響設計


楽器練習室の音響設計・防音工事 Acoustic Consultant

 楽器練習室の音響設計は、室内で出す音が隣接する部屋や隣戸へ騒音にならないようにすること、及び隣室や屋外からの騒音が演奏に支障ないようなレベルにすることが重要です。また、室内が響きすぎて音が悪いなど室内音響設計も必要です。

防音設計の目標値


楽器練習室の防音性能は、Dr値という遮音性能の等級で評価されます。Dr値と人の聞こえ方(感じ方)の対応はおおよそ下記表のような関係になっています。隣室の使用条件及び音楽教室の使用用途によって必要な防音性能は変わりますが、ピアノ・クラッシク・軽音楽系でDr-60〜Dr-65、バンド練習、ドラム・ベースなどの場合Dr-70〜Dr-75程度が目標値となります。

音響設計 遮音設計

遮音等級Dr値


図-1のようなJIS A 1419-1(2000)「建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法ー第一部:遮断性能」に示される空気遮断性能を評価するための基準曲線の周波数特性と等級を用いて評価します。各周波数における測定値をプロットし、結んだ曲線に対して、等級曲線を全て上回る一番高い等級曲線をその等級と読みます。(各周波数最大2dB許容)図-1で示した例では、Dr-40となります。また、ここで読んだ遮音性能Dr値を表-1、2のような評価表(日本建築学会推奨基準)を用いて評価しています。
 一般の建物を設計する場合、遮音性能は、表-1の値を目標におこなわれます。マンションなど集合住宅では、一級のD-50程度が標準的なものです。したがって、楽器練習防音室では防音工事が必要となるわけです。
映画館の防音工事 遮音等級D値
図-1 空気遮断性能(防音性能)
シアターの防音工事 D値

表-1一般建物の設計遮音量



室内騒音

より良い音質で良い練習の環境を実現するには、練習室内の静けさが必要となります。室内で生じる騒音源は、外部から侵入する騒音及び室内で生じる設備騒音です。室内騒音の設計目標は下記表に示すようにNC-25〜30程度です。また、外部騒音については建設予定地の環境騒音を事前調査し十分検討した上での設計が必要となります。
映画館 室内騒音許容値


防音・防振構造

単一部材の遮音性能は、入射音の周波数と材料の面密度の対数に比例します。(質量則)つまり、材料の重量が増えると遮音性能があがります。しかし、質量則では、重量を2倍(同一材なら厚みを2倍)にしても6dBしか遮音量は増加しません。
 この質量則以上の遮音量を得るには、部材間に空気層をとった二重壁を構成することにより可能となります。また、この部材間の振動伝達を抑えることによりさらに防音性能が向上します。したがって、音楽教室のような高度な防音性能が必要な場合は、防振設計が必要不可欠となります。また、音は空気を伝播してくるもの(空気伝播音)と壁・床・天井などの物体内を伝播するもの(固体伝播音)があります。固体伝播音は、その物体が振動することで音が伝播するので壁などを厚くするだけでなく防振構造(浮遮音層)が必要となります。特にマンション・雑居ビルに設置する場合は、床に伝播する振動に対して、防振構造が必要不可欠となります。
 苦情の発生している防音室では、防振構造が無い、または十分でないことが非常に多いため注意が必要です。
防音室の防音・防振構造
防音・防振構造 概念図


防振設計・防振工事

防振材の種類は、防振ゴム、金属スプリング、エアーサスペンションなど様々ですが、防音室の工事に使用される防振材は、ほとんど防振ゴムです。防振ゴムにもいろいろな種類があります。一般には円筒型防振ゴムですが、最近では、リングマウント・ボールダンパーのような質の高い防振材が主流です。ゴム、ポリウレタン系の防振パッド・シート、フォーム材に組込まれているタイプは簡易防振材で、性能を追及する防振・防音工事には不向きです。特に、マンション・ホテルなど静粛性が必要な複合ビルでは、防振性能が重要です


防振材の選定


1.固有振動数Foを10Hz程度に設定

防振ゴムの設定は、防振したい周波数の1/3の周波数に固有振動数(f0を設定します。10Hzに設定すると、30Hzぐらいから防振性能が発揮されます。ゴム、ポリウレタン系の防振パッド・シート、フォーム材に組込まれているタイプでは、10Hz程度に設定できませんので使用できません。特に、幼稚園などで使用されている、ホームセンターなどでも売っているような色々な色が着いた、緩衝材のポリウレタンを防振材として使用することは危険です。


2.固有振動数Foでの共振レベルが低いもの

固有振動数Foでは、振動レベルは増幅されます。このレベルが高い防振材では、映画館などの建築の防振材としては不向きです。通常の防振ゴムでは10〜15dBですが、15〜25dBと非常に大きな防振材もあり注意が必要です。この周波数付近でのレベルが増幅し、外部からの低い周波数の振動に弱く、上部での人の動きの揺れに問題が生じることもあります。


3.防振材の減衰特性

内部摩擦抵抗が少なく、共振点の増幅が大きく、なかなか減衰しない防振材は、バネ自体の縦振動による共鳴現象(サージング現象)を起こすため可聴域の防振効果が悪くなります。特に録音する場合は、床の振動による共振音がマイクロフォンに入り問題が生じるため使用できません。内部摩擦抵抗が適度である防振ゴムの選定が必要です。


室内音響設計・吸音工事

楽器練習室では、防振、防音性能はもちろんのこと、演奏者が快適に演奏でき、良好な音質で聴けるような、室内音響設計が重要です。

音響障害の防止

快適な音空間を実現するためには、響きの長さ(残響時間)を調整するだけではなく、音質や音色を調整すること、すなわち響きの質を設計することが必要です。とくに平行に対向する反射性の大きな面がある場合は、エコーやフラッターエコーといった音響障害となりますので対策が必要となります。

最適残響時間

ほどよい響きは、音に豊かさや暖かみを与えますが、響きすぎると演奏の妨げになったり、本来の演奏の意図も損なってしまいます。また、極端に響きの少ない環境では、演奏に違和感を感じたり(音同士が馴染まないなど)つまらない音になってしまい最適な音響空間とはいえません。
 最適な残響時間は演奏される音楽のジャンルや室容積によって異なります。クラッシクやアコースティクな音楽ではやや長め(ライブ)、ロックやポップスなどでは短めに(デッド)設定します。つまり用途によって最適残響時間は変化するということです。
ホール最適残響時間